1990-06-12 第118回国会 衆議院 商工委員会 第7号
当時、二瓶説明員も野口政府委員も、一元化輸入をめぐってより望ましい制度に移行することも含めて検討したいと約束され、当時の河本通産大臣も、通産、農林が相談して総合的な角度から検討すると約束されたのであります。十五年間、農水省と通産省はどのような相談をされたのか、どうされていたのか、ひとつお聞かせをいただきたいというふうに思います。
当時、二瓶説明員も野口政府委員も、一元化輸入をめぐってより望ましい制度に移行することも含めて検討したいと約束され、当時の河本通産大臣も、通産、農林が相談して総合的な角度から検討すると約束されたのであります。十五年間、農水省と通産省はどのような相談をされたのか、どうされていたのか、ひとつお聞かせをいただきたいというふうに思います。
○野口政府委員 海運造船合理化審議会が出しました需要予測でございますが、現在手元にありますのは外航船を対象にしてCGRTベースで計算したものでございますが、これでいきますと、五十八年四百十万、それから五十九年三百四十万ということでございまして、昭和六十年ぐらいをボトムにして、それ以後は少しずつ回復していくであろう。
○野口政府委員 現段階の見通しに基づいて五十八、五十九年度の上限を勧告しておるわけでございますが、五十八年度を終わる段階に至りまして、そのときの情勢を見ながら、それを修正する必要があれば修正するし、そのまま続けてさらに五十九、六十年度を続ける必要があれば続けるということで、大変申しわけございませんけれども、いまのところ余り確たるところを申し上げられない状況ということでございます。
○野口政府委員 この操業限度量を指示した勧告は、先ほど申し上げましたように、目的としましては経営、雇用の安定あるいは国際貿易摩擦の回避というようなことでございますが、その後、こればかりでなく、いろいろほかの条件もありますので一概に申し上げかねると思いますが、いま私どもが見ております様子では、船価はやや下げどまったような傾向は見受けられるのではないかと思います。
○野口政府委員 危険物の船舶による運送の際の安全確保につきましては、船舶安全法及びそれに基づきます危険物船舶運送及び貯蔵規則というのがございますが、そういうものの各種の規制を通じまして強化を図っておるところでございます。
○野口政府委員 ただいま先生からお話がございましたように、今度の法改正によりましてたくさんの船舶の検査を行うことになるわけでございます。また、いまお話がございましたように、全国にいま六十カ所ほど海運局及び支局がございますが、ここに約二百五十名近い船舶検査官を配置しまして、船舶検査を行っておるわけでございます。
○野口政府委員 FRPは、先生御承知のように、安全性とか耐久性とかいう点が大変すぐれた材料でございまして、船舶材料としていま非常に広く使用されているわけですが、御指摘のように、使用した後の処理が非常にむずかしいわけでございます。
○野口政府委員 私どもの関係の団体の統計でございますので、私から御説明をさせていただきます。 プレジャーボートと申しますのは、普通モーターボート、ヨット、遊漁船、そういうものを総称して言っているわけでございますけれども、これらの船舶のほとんどが十二メートル未満の小型船舶で、これは小型船舶検査機構というところで検査をしておりまして、その統計がございますので、御説明させていただきたいと思います。
○野口政府委員 いまお話がございました日昇丸の事故にかんがみまして、膨脹式救命いかだにつきまして、当時いろいろ調査をいたしまして、御指摘のように検査の方法を強化したわけでございます。製造後八年以上経過しました救命いかだに対しましては荷重試験を追加する、あるいは国際航海に従事している船舶の検査の期間を二年から一年に短縮するというようなことで、いろいろ強化を図ってまいりました。
○野口政府委員 いまの先生が御指摘になられた件は、恐らく、いかだに乗り込むときに、いかだの縁に丸い筒みたいな空気室がついておるわけですけれども、そこから床の上に飛びおりるかっこうになるわけであります。
○野口政府委員 お答え申し上げます。 ただいま先生から御指摘がございましたように、実は救命いかだの経年変化という点につきましては前々から問題になっておりまして、それが、たまたま昨年の御指摘の事故もございましたので、昭和五十六年度から、日本船舶品質管理協会というところで救命いかだの経年変化についての詳細な調査を開始したわけでございます。
○野口政府委員 先ほど御説明いたしましたように、八年を越したものにつきましてはもうすでに実施してございます。八年未満のものにつきましても現在調査を続行中でございますので、その調査をできるだけ早く終わらせ、御指摘のようにそれを参考にしながら検査の方法を見直してまいりたい、こういうふうに考えております。
○野口政府委員 救命設備の点について御説明をいたします。 初めに、二十八あけぼの丸の救命設備でございますが、二十八あけぼの丸は機船底びき網漁業に従事する第二種従業制限に分類されております漁船でございまして、これに対しましては、救命設備としましては、最大搭載人員を収容することができるような救命いかだあるいは救命胴衣、そのほか遭難信号発信装置というようなものが義務づけられておるわけでございます。
○野口政府委員 佐世保重工で発生いたしました事故の概要について御報告をさせていただきます。 事故を起こしました船舶でございますが、船名がバラウニ号という船でございまして、これはインド籍の船舶でございます。船種は、油と鉱石を兼用して運んでおる船舶でございまして、大きさが総トン数にしまして約四万五千トンということでございますので、ごく普通の油、鉱石兼用船ということになろうかと思います。
○野口政府委員 御指摘のように、LPGとかLNGとか、そういう非常に危険度の高い貨物を積む船がこれから非常に多くなってまいりまして、これを修繕する機会も非常に多くなってくるわけでございます。
○野口政府委員 現在までに現場検証が行われ、私どもの係官も現場に参って見ておりますが、火災が発生したと思われる場所はエンジンルームの前端部付近ということで、エンジンルームの中の様子を申し上げますと、前半分の方が火災による損傷が非常に大きかった、後ろの半分の方はそれほど大きな損傷は見られなかったということでございます。
○野口政府委員 イスラエル向けの貨物船の件でございますが、私どもでは、一定の範囲の船舶につきまして、その船舶を建造することが国際海運の立場から見て適当かどうかということをチェックしておるわけでございます。このチェックしております実績からとりますと、現在までにイスラエルに向かって直接輸出された貨物船というのは七隻ございます。
○野口政府委員 先生御指摘のように、昭和四十三年から四十四年にかけまして、私どもの方でイスラエル向けの税関監視艇の輸出検査というのをやってございます。 ただ、この輸出検査というのは、輸出される船舶の品質がある一定の基準に適合しているかどうかということを検査するものでございまして、これが武器であるかどうかというようなことを判定するという趣旨ではございません。
○野口政府委員 最初の、定係港をどうして定めるのかという点でございますが、原子力船の開発に当たりましてはそれに相応する陸上施設を必要とするということで、この陸上施設を設置するところを通常定係港、こういうふうに申しているわけでございます。
○野口政府委員 救命いかだの整備につきましては、先生いまお話がありましたように、二年に一度の定期的な検査の際に整備点検をするようになってございます。この日昇丸の救命いかだにつきましては五十四年七月の中間検査の際に整備点検をして正常に作動するということを確認しております。
○野口政府委員 先生のおっしゃっておるのは二つあるんだろうと思います。一つはいかだの点と、それからもう一つは先ほどお話のありました救命ボートがさびついていたということではないかと思うのですが、いかだにつきましては、先ほど申しましたように五十四年七月に点検整備を行って、その際に異常を発見しておりません。
○野口政府委員 この膨張式救命いかだは昭和四十年七月に製造されたものでございます。整備点検を行いましたのは、先ほど申し上げましたように五十四年七月の中間検査の際に整備事業認定事業場において整備点検を行ったということでございます。
○野口政府委員 お答えいたします。 本件につきましては、私どもも特別に、関係の住友重機械工業から実情を聴取いたしまして、ただいま先生がおっしゃいましたように、五十四年の四月から九月にかけて、空母レンジャーの船首部の補修工事について住友重機械工業から役務提供を行っておる事実がございます。
○野口政府委員 造船業が不況から脱出したかどうかという判断の問題でございますが、私どもはまだ完全に不況から脱出しているというふうには考えておりません。
○野口政府委員 たとえば、もうすでにLPG船のようなものについては実用化されておりますし、またLNG船などにつきましても、確かに先ほど先生の御指摘ありましたように、世界の大勢にややおくれたのではないかというそしりはありますが、現在そういう建造体制を整えておるというところでございます。
○野口政府委員 原子力船「むつ」の修理に関しましては、やはり主体は日本原子力船開発事業団がやるわけでございますけれども、私どもは科学技術庁と共管で日本原子力船開発事業団を監督し、「むつ」の開発を促進するという立場にあるわけでございますので、科学技術庁と協力しながら「むつ」の修理を促進していくという立場で、たとえば日本原子力船開発事業団が出してきます修理総点検計画というようなものを科学技術庁と共同して
○野口政府委員 いま与党を中心といたしまして、できれば与野党一致でそういう法案を出したいということで、立法府の方でそういうお話が進んでおるということは聞いておるわけでございます。 そういう法律があった方がいいかどうかという御質問でございます。
○野口政府委員 いま生糸に換算いたしまして園芸局長の方からお答えがございましたけれども、基本的な見方は農林省と一体になってやっておるわけでございます。大体の考えは一緒でございますが、現在交渉中でございますので、私どもの方の数字は申し上げかねるわけでございます。
○野口政府委員 先ほどの日経の記事でございますけれども、澤邊局長の方からお答えがありましたように、その数字につきまして通産省といたしましても関知しておりません。念のために申し上げておきます。
○野口政府委員 取りまとめて御答弁申し上げます。 最初に、岩城硝子と中小企業の理化医ガラスメーカーとの行政指導に関する問題でございます。
○野口政府委員 古紙の問題に限ってお答え申し上げたいと思っております。 省資源という見地から、私ども古紙の問題は非常に大事だと思っております。現在、紙パルプの原材料といたしまして、すでに四〇%は古紙で賄われているような状況でございます。重要性につきましては時間の関係で省かしていただきますが、御指摘の古紙回収業というのが非常に零細な、企業とも言えないような中小の零細の方々が多うございます。
○野口政府委員 昨年におきますいろいろ検討をしている過程におきまして、正確には先生のおっしゃったとおりではございませんけれども、そういうような方向におきまして検討をいたしていたことはございますけれども、現在におきましてはそういうような考えは直ちには実施できないということで、考えておりません。
○野口政府委員 現在、その他の措置を含めまして検討中のことでございまして、近々のうちに合意を得て結論を出すことになろうかと思っております。
○野口政府委員 当面、一元輸入制度を廃止することは、これは農林省の問題でございますが、私どもの方も当面廃止することはできないというふうに見ております。
○野口政府委員 本件は、毛工連といたしましても傘下の組合員のためによかれということでいわば立てかえ払いをしたものというふうに考えられているわけでございます。したがいまして、立てかえられたものですから、先生のおっしゃるとおりに返されるべきものであるということで、毛工連はそういう認識に立って現在そのような努力を払っているというふうに聞いておるわけでございます。
○野口政府委員 きょうだだいま現在は、まだ決着はついておりません。時差がございますので、多分向こうのきょうと申しますか、きょうあるいはあしたくらいになろうかと思います。ぎりぎりのところでございます。大分双方の主張が歩み寄ってまいりましたので、多分今回の交渉をもって合意に達することができるかと考えております。
○野口政府委員 私の言葉が足らず申しわけございません。 まことに先生のおっしゃるとおりでございまして、納付金がなければ登録はできないものでございます。
○野口政府委員 私ども構造改善事業こそ日本の繊維産業の将来を左右する重大なことだというふうに考えておるわけでございます。先ほど来問題になっております輸入問題に対しましても、結局、構造改善事業を強力かつ円滑に進めるためのいわば条件を整える、環境を整える、こういう意味に解し、構造改善に対して全力を挙げてまいりたいというふうに考えているわけでございます。
○野口政府委員 御指摘のように、最近になりまして上向きあるいは回復基調が出始めたのではないかということが一般的に言われております。私ども、その点どうであろうかということで、ただいまメーカーの段階のみならず、流通業界あるいは卸、問屋、小売、その辺からいまヒヤリングをしておるところでございます。
○野口政府委員 私、考えまするに、提言の現状認識あるいは判断と、私がいま申し上げたことと基本的には違いはないというふうに考えるわけでございます。ただ、繊維問題懇話会が発足をいたしましたのは九月の初めでございまして、こういう組織をつくっていろいろな当面する基本的な問題を検討しようではないかという問題意識は、実は七月の終わりから八月ごろでございました。